08.12.07.
いよいよオープン。「Royal Garden Cafe」
この仕事、相当エネルギー消費しました。
お客様として来られた方には、居心地の良い飲食の場として認識して頂けることが最優先ですが、バックエンドの仕組みはこれからのレストランビジネス・外食産業が生き残って行くためのトライアル・アイデアが詰まっています。
今回は、コンセプト企画とプロジェクト全体のマネージメントを担当させて頂きましたが、これほど色々な優秀な方の力が結集したプロジェクトはなかなかないのではないか?と思います。
常々考えている、プロジェクトのあり方を少しばかり実現できたかもしれません。
全てパーフェクトではないですが、各パートの方々がそれぞれの専門分野を受け持ちつつも、プロジェクトの進行に従い、どうしても生まれてしまうスキマを埋める作業にも、全ての参加者が滅私しながら分担する。
スポーツで例えるならば、おそらく、野球というよりも、サッカー型に近いチームワークを実現できたのでは?と思います。
僕は、守備的ミッドフィルダーのような役割でしたね今回は、こつこつと地味なプレーをしつづけ、華々しいところは他の方に持って行かれる。(笑)
デザイナー・フード開発はフォワード、総合プロデューサーは攻撃的ミッドフィルダーといったところでしょうか?
一部、パスに追いつけない選手もいましたが(笑)
いずれにせよ、
店づくりはクライアントと、その先にいらっしゃる本当のお客様の2つの評価が存在する仕事です。オープンまでは日々接するクライアントの方々との関係性がほとんどですが、オープン後は、第二のクライアントである、"素のお客様の評価"が、目の前に言い訳なしに現れてきます。
"奇抜な"デザインや、新しい"風"なメニューによる店づくりではなく、真に"日々の生活に必要とされるトータルな魅力を持った店"として生み出されたお店なので、是非お客様にも喜んでいただきたいと、願っています。