http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090730AT2F2301529072009.html
好調ユニクロの昨年度の売上ですら5800億なので、
ものすごい金額がポイントとして企業に貯まってる!!
この貯まっているポイントを、仮に年1%で運用できたら、毎年100億の運用益が得られますね。
(単純にそういう話ではないですが。。。)
ポイント制は、店側がお客さんから無利子で借金できるシステムに近いので、
会計上は、一旦負債として計上されるそうです。
ですから実体としてお客さんにとって得なのかどうか?はかなりの疑問です。
期間が過ぎると失効しますし。
(この仕組みを考え抜こうとすると、寝れなくなりそうです。ポイント戦略恐るべしですね。)
とはいえ、スーパー、CVSからTカードなど、日常生活の中で使用するポイントカードを
かなりの企業が採用しており、皆さんも1枚は必ず持っていると思います。
僕もあまり固執してはいないのですが、いくつかのポイントカードをやはり所有しています。

先週、久しぶりに行った洋服店で買い物をしたときに、
お店のポイントカードを当然のごとく忘れていたのですが、
その時に瞬間的に思ったことは『損した!』でした。
同時に「アレ?」と思ったのですが、ポイントサービスってそもそも、
「得できて嬉しい!」というプラスの感情を得られるものだと、頭では認識していたのに、
「損したくない!!」という強迫観念のような気持ちのほうを、強く持ってしまっている。。。
これだけ社会にこのシステムが普及してしまった現状では、
「ポイントをうまく利用しないと、自分は損を被るのではないか?」という
脅迫観念のパワーが、ユーザーを増やす原動力なのかもしれません。
脅迫観念、もしくは恐怖心をあおる消費というのは、実はかなりの割合を占めています。
わかりやすいところではセキュリティ関係の消費。
実は、凶悪犯罪の件数は(殺人事件は昭和30年をピークにおおよそ減少をつづけてる)
減っているはずなのに、世の中は危険が増しているイメージが浸透している。
エコもある意味、これらと通じたところがあるかもしれませんが・・・。
やはり、現実のビジネスにおいては、
物事の「真理」を追究することよりも、人々の「心理」を読むことが、
成功の近道かもしれませんね!
かなりダジャレっぽいですが(笑)。