続きで、、、客観的に街・人を見て調査するのと同時に、
実際の人の声を聞くことも不可欠です。
以前のロイヤルガーデンカフェの開発途中にも、
近隣のオフィスで働いている方々に
何度もヒアリングをしたのですが、
伊藤忠本社の方と、日本オラクル本社の方では、
ランチに対する金額意識が全く違って驚きでした。
平均年収は、どちらも同程度の高給取りの方々ですが、
1人1人の個人差はありますが、
伊藤忠の方々は1000円がリミット、
オラクルの方は1400円ぐらいかなぁ〜と。
具体的には、オラクルさんは以前の本社の近くには、
高いランチしかなかったということや、
給料・契約形態の違いによる可処分所得の差や、
扶養家族の有無などから、金銭感覚の違い
が出てくるんでしょうけど。
やはり、現地を見てるだけでも分からないですし、
人に聞くだけでも分かりませんので、複数の方法で多面的に、
お客様像を捕まえていく必要があります。
当然、自意識の中の生活者意識や、蓄積している情報を掘り下げていって、
アイデアを生み、それを形にして新しい価値を提供しようとする事も大事ですが、
こと街中で、日常生活に深く関わろうとする業態・場を提供するためには、
そのアイデアをコケさせない(笑)ためにも、大事な地道な行動だと思います。
一方で、広域から人を招く業態を目指す場合は、当然、別の手法が必要になります。
(アウトレットモールや、ウェディング施設を作るのに、
すぐ近くの住民ばかり調べても意味ないですし。)
店舗を開発する人達はぜひ行ったほうがいいと思います。
いろいろな職業の方や、美しい女性と出会える機会にもなりますし(笑)
